鈴木こーすけの防災ブログ

防災について考えたことをつづります。

災害は起こりうる場所で起きている。

こちらの記事を読むとあらためて災害は起こりうる場所で主に発生しているのだと痛感する。
記事の中で、2004年~2014年に起きた豪雨災害の土砂による犠牲者の87%が土砂災害危険個所の範囲内もしくはその近傍に住んでいた方であることがわかったとある。
2018年岡山県真備町で発生した洪水被害、2020年熊本球磨川流域の氾濫による被害、いずれの被害もハザードマップで予測されていた被害が現実のものとなった。
つまり、思いもしない場所で災害が発生して想像もしていないような被害が発生したというより、
災害が起きると想定されている場所でほぼ想定どおりに災害が発生して、被害がでました。ちなみに過去にも同様の災害がありました。
これが現実なのかと思う。
そして、被災した方々に問題があるというより、これがバイアスの怖さなのだという認識が大事だと思う。
人は忘れるし、くさいものにはフタをするし、めんどくさいことは先延ばしにしてしまう。
その前提にたって防災対策をしないとまた同じような災害を繰り返すのかと思う。