鈴木こーすけの防災ブログ

防災について考えたことをつづります。

復興とはなにか。

復興とはなにか。
復興ってなんだろうと考えてみた。阪神淡路大震災から完全に復興したとは言えないし、東日本大震災の被災地も同じく復興したとはいいがたい。
じゃあ一体なにがどうなったら復興したといえるのだろうか。
完全にもとの生活状況にもどれば復興したといえるだろうか。
なんとなく違う気がする。
もとの生活といえど住んでいる家は変わってしまって、街並みや住んでいる人も多少変化があって当然だ。なぜなら建物の建築や道路の整備には10年以上の長い歳月が必要だから。
もし災害が発生していなくても10年以上経過すればいろいろと変わる。
そう考えてみると全くもとどおりなんてのは不可能である。
となると復興自体が不可能じゃないか。となる。
じゃあ復興を目指してる被災地はどこを目指しているのか。
毎年のように災害が起きているなか、日本全国どこもかしこも復興途上になりかねない。
復興の定義を見定めることが大事なのではと思う。
そうなると被災時のてんやわんやしてるときに冷静に未来志向の復興計画が立てられないのは歴史が証明している。
となれば、平時からその町の復興の定義を明確にすりあわせておく必要があるのだろう。